ここからメインメニュー

ここから本文です。

消火器について

目次

消火器イメージ

消火器の必要性

1. 火災による死者の現状

近年、建物火災で亡くなった方のうち、その大半は一般住宅、共同住宅又は併用住宅火災で発生しており、特に高齢者の方がその約6割を占めています。

2. 住宅火災の原因

住宅火災の原因は、たばこが最も多く、たきび・コンロ火災と続きます。
コンロ火災では、天ぷら油を入れた鍋に火を着けたまま、その場を離れたケースが最も多い原因です。
天ぷら油は、コンロの炎が油に直接届かなくても約380度で過熱発火します。
いずれも火を扱う際は、『絶対にその場を離れない』ことが重要です。

3. 初期消火の有効性

消火器使用した初期消火グラフ
万が一火災が発生してしまった時、自分の身を守るために逃げることが最優先ですが、キッチンでのコンロ火災・小火など初期の段階での発見で初期消火ができれば、延焼を止めることが可能です。
初期消火を行なう時に、最も多く使用されているのが消火器です。
右のグラフからもわかるとおり、実際に消火器を使用した初期消火では、7割以上が成功しています。
消火器を使用した成功事例
(注1)初期消火は最初の1~2分が勝負です。
炎が天井に廻ってしまったら消火はあきらめてすぐに避難しましょう!!
いつ起こるかわからない火災から身を守るために
住宅用消火器を備えましょう!

消火器の種類

消火器には下記のような種類・特徴があります。
消火器の種類と特徴
蓄圧式と加圧式

消火器の使い方

消火器を購入しても、いざという時に使用できなければ意味がありません。
購入したら必ず、ご家族全員で使用方法を確認しましょう。

1. 操作方法

操作方法のイラスト
  1. 安全栓を引き抜く
  2. ホース又はノズルを火元に向ける
  3. レバーを強く握る

2. 消火方法

消火方法イラスト

消火器の設置場所 ・ 管理方法

消火器の破裂による事故を防ぐために消火器の置き場所や管理方法に気をつけましょう。
破裂による事故事例
  1. 平成13年にA市の男性が、屋外に放置していた消火器を廃棄するために粉末薬剤を放射しようとした際、消火器が破裂し死亡した。
  2. 平成13年にB市の男性が、ゴミ焼きの火がたい肥に飛火したため消火器で消火しようとした際、消火薬剤噴射の勢いで底が抜けた 消火器が男性の顔に当たり意識不明の重体となった。
どちらの男性も、使用した消火器は加圧式のもので、かなりさびており、腐食が進んでいたもの。
(注2)加圧式の消火器は、レバーを握るとガスの入った容器が破れ、気化したガスが本体容器内へ一気に噴出し、その圧力で消火薬剤を放出します。
消火器が腐食していると、圧力に耐えることができず破裂を起こしてしまいます。

1. 設置場所

設置場所イラスト
  1. 備えつけの高さは1.5メートル以下にしてください。(棚の上など高いところは避けましょう)
  2. 手の届く適切な場所に設置してください。

2. 管理方法

管理方法イラスト
  1. ガスコンロやストーブの近くは避けてください。
  2. 雨風にさらされる屋外では必ず格納箱に入れてください。

消火器の点検

消火器がたとえ使用期限内であっても、いざという時に不具合などで使えなければ意味がありません。
半年に1回程度、下記の項目にそって目視でチェックしましょう。
  1. 本体容器で腐食のあるものは、強度上危険ですので廃棄処理してください。
    腐食の様子
  2. キャップにキズ、変形、腐食が生じているものは、速やかに廃棄処理してください。
    キャップのキズや腐食
チェック項目
□ 安全栓は確実に装着されていますか?
□ 操作レバーは変形していませんか?
□ 容器やキャップに変形やさび・腐食はありませんか?
□ ホース又はノズルに詰まり・ヒビ割れはありませんか?
□ ゲージの付いているものは、その圧力値を示す針が正常値(グリーンゾーン内)を指していますか?
□ 消火器に表示している使用期間又は使用期限が過ぎていませんか?

消火器の購入 ・ 廃棄

1. 購入

住宅防火安心マークと検定合格証
  1. 消火器は、ホームセンターやインターネットなどで販売や取り扱いをしています。
  2. 購入の際は、住宅防火安心マーク、検定合格証が貼付されている消火器をおすすめします。

2. 廃棄

不用になった消火器は不法に投棄したり、ゴミとして出してはいけません。
必ず、購入した販売店かメーカーに依頼しましょう。
新規購入時の際、古い消火器を回収してくれる業者もありますので、事前に相談してみましょう。

消火器の取り扱い訓練

『もしもの備え』 消火器の取り扱い訓練や避難訓練を行いましょう。
池田消防署では、町内会や事業所、各種団体などでご希望があれば、職員が出向いて訓練指導にあたります。
また、消火器の取り扱い訓練で使用する消火器や油皿など必要な機材は、消防署で準備いたします。
お気軽に池田消防署予防係までお問い合わせください。

お問い合わせ

池田消防署 予防係
電話:015-572-3119
FAX:015-572-5745
ホームページからのお問い合わせ

本文ここまで

  • 前のページに戻る
  • ページの先頭へ戻る

ここからフッターメニュー

ページの先頭へ戻る