1.背景
池田町が管理する橋梁は、117橋(令和6年4月1日現在)ありますが、その大半が高度経済成長期以降に集中して建設された橋梁であります。このうち建設後50年を経過する高齢化橋梁は現在約12%程度ですが、20年後には約87%と急速に高齢化が進む橋梁は増え続ける状況にあります。このことから今後、橋梁の修繕・架替えに要するコストの増大が予想されますが、町の財政状況を考慮しつつ、道路利用者に対する安全性・信頼性を確保する必要があります。
2.目的
これまでの「対症療法型維持管理」(損傷が重度の状態になってから対応する事後的な管理手法)から「予防保全型維持管理」(損傷が軽度のうちに予防的な修繕及び、計画的な架替えを行う管理手法)へ転換し、橋梁の長寿命化並びに橋梁の修繕架替えに係る費用の縮減を図り、併せて安全・安心な通行空間の確保を目的に、橋梁長寿命化修繕計画の策定に取り組んでいます。3.取り組み
平成22年度から平成23年度までに全ての橋梁の点検を行い、平成24年度に「池田町橋梁長寿命化修繕計画」を策定してから、7年が経過しており、その間に省令が変更されました。平成26年7月1日に施行された「道路の維持管理に関する省令・告示」により、遠望目視点検から近接目視点検へと変更になり、平成28年度から平成30年度にかけて実施した橋梁点検により損傷が進行している橋梁が確認されたことから、本計画の見直しが必要となりました。
橋梁点検
- 1巡目点検 平成28年度~平成30年度 合計117橋
- 2巡目点検 令和3年度~令和5年度 合計117橋
計画策定
- 令和3年12月改定 117橋