単木管理の必要性
製炭用原木の安定供給を目的とした小規模林業の取組を進めていく中で、育成木施業の考え方に基づいて選木を実施しているところです。この選木方法では、中長期的に育成する樹木(育成木)を定めて、育成木の周囲にある競合木を伐採木と選定しております。町有林内にある育成木をデータベース化する事によって、将来の木材需要に合わせて育成木を収穫する事が可能となり、適正な価格で販売する事が出来るようになります。
そこで、高精度のGNSS受信機を用いて、育成木の位置情報を把握する取り組みを令和2年度より開始いたしました。
そこで、高精度のGNSS受信機を用いて、育成木の位置情報を把握する取り組みを令和2年度より開始いたしました。
高精度GNSS受信機
育成木データベース化の手法
- 高精度GNSS受信機を用いて得られた位置情報を林業専用ICTプラットフォーム「soko-coフォレスト」に蓄積(地点登録時に樹種と胸高直径を入力)
- 登録した地点データをGIS上で表示(下の写真は樹種別に色分けし、胸高直径を表示)
今後の取組について
これまでに選定した育成木の位置情報を樹種や胸高直径とともに取得し、GIS上で表示可能なデータとして保管する予定としております。取得したデータは準備が整い次第、随時オープンデータとして公開して天然林の適正な資源管理に努めていきます。
育成木の他に、可能であれば伐採予定木のデータも公開し、木材需要者からの要望に応じて収穫するなど適時適切な伐採が可能になる仕組みの構築にも努めます。
育成木の他に、可能であれば伐採予定木のデータも公開し、木材需要者からの要望に応じて収穫するなど適時適切な伐採が可能になる仕組みの構築にも努めます。