森林環境譲与税の活用に向けた基本方針と施策
令和元年度の取組
令和2年度の取組
令和3年度の取組
令和4年度の取組
令和5年度の取組
譲与税額と事業費について
森林環境譲与税の活用に向けた基本方針と施策
森林環境譲与税の計画的かつ効果的な活用のため、5年間の基本方針を策定いたしました。基本方針につきましては
池田町民有林管理推進事業
以下の(1)~(3)の目的を達成するため、森林経営計画加入森林における間伐及び作業道補修に係る費用の一部を補助します。(1) カラマツ人工林資源の循環利用及び齢級構成の平準化
(2) 広葉樹天然林における大径木育成
(3) 同一作業道の継続的な利用による森林の有する公益的機能の維持増進
補助金の交付要綱については

池田町林業基盤整備事業
林業従事者等が森林管理等を行う現場における安全かつ効率的な労働環境を整備して、林業労働力を確保し、林業事業体等の経営安定化を図る事を目的とし、労働安全衛生装備や車両機械等の導入に係る費用の一部について補助します。補助金の交付要綱については

近自然森づくりワークショップ
池田町民有林管理推進事業において、「育成木施業」の実施を補助金の加算要件としています。補助金の交付対象者が「育成木施業」の実施手法及び考え方を十分に理解するため、令和元年7月にスイス連邦チューリッヒ州バウマ村で約30年にわたりフォレスターを務めているロルフ・シュトリッカー氏をお招きして、ワークショップを開催します。また、令和2年以降はNPO法人近自然森づくり協会より佐藤浩行氏をお招きし、育成木施業だけではなく、近自然森づくりの考え方に基づいた森づくりについて研修会を実施します。「育成木施業」とは、根や幹が安定しており、今後10年間成長させる木を育成木として選定し、育成木の成長を阻害する木を伐採する手法です。育成木は樹冠の直径(約10mほど)の間隔を空けて選定し、育成木同士が競合しないようにします。
令和元年度の取組
事業説明会の開催
令和元年7月8日に西部地域コミュニティセンターにて、本事業の事業主体となる森林経営計画策定者の方々にお集まりいただき、説明会を開催いたしました。説明会の資料については


近自然森づくりワークショップの開催
令和元年7月30日に町有林にてスイス人フォレスターをお招きした近自然森づくりワークショップを開催しました。森林経営計画策定者、指導機関である北海道十勝総合振興局森林室普及課、町有林にて天然林間伐を実施している町民等25名が参加しました。午前中はフォレスターによる育成木施業の考え方及び育成木の選び方について講義を行い、参加者を4班に分けて、実際に育成木と伐採木を選定しました。午後はスイス人の森林作業員による伐倒・搬出のデモンストレーションと午前中に参加者が選定した育成木をフォレスターが点検・評価しました。
当日は30度を超え、研修時間が6時間と長時間であったにも関わらず、参加者の方々はフォレスターや森林作業員の話を熱心に聞き、多くの事を学び取ろうとする姿勢がうかがえました。


池田町民有林管理推進事業
令和元年度は間伐52.55ヘクタール(うち、3.52ヘクタールは町内製材工場へ出荷)、作業道補修2,000メートル実施されました。今後も森林資源の育成と公益的機能の維持増進に向けて、本事業を推進していく事としております。また、事業量が少なくなる晩秋~冬期にかけて事業が実施されることにより、林業就業者の雇用が維持できるという副次的な効果も生まれています。
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間伐完了後の カラマツ人工林 |
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間伐作業中 |
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作業道補修中 |
令和2年度の取組
近自然森づくりワークショップの開催
令和2年10月20日及び同月21日に町有林において、近自然森づくりワークショップを開催いたしました。森林経営計画策定者、町有林での間伐参加者など20日は19名、21日は17名参加しました。初日は昨年度と同様、天然林において多様で複雑な森林へと誘導する事を目的とした育成木施業の実施についてグループに分かれて選木を行い、講師から評価をいただきました。2日目は活着不良の部分が散見される若齢のカラマツ人工林において、目標とする森林の姿と目標に近づくための管理方針について、グループに分かれて討議・発表し、全員で議論を行いました。
今後、今回の研修で行った選木や管理方針に基づいて実際に森林管理を行い、樹木や森林がどのような反応をするのか観察する予定としております。


森の輪(wakko)の配布
令和元年度より新生児に対して、森の輪(wakko)を配布しておりますが、令和2年度より森の輪プロジェクト負担金の財源として森林環境譲与税を充当しております。森の輪プロジェクトについてはこちらをご覧ください。池田町民有林管理推進事業
令和2年度は間伐66.51ヘクタール、作業道補修8,300メートル実施されました。今後も森林資源の育成と公益的機能の維持増進に向けて、本事業を推進していく事としております。令和3年度の取組
近自然森づくりワークショップの開催
令和3年9月12日、13日、20日にオンライン、10月24日から28日にかけて町有林等において、近自然森づくりワークショップを開催いたしました。令和3年度は森林管理者、森林作業者の2つにコースを区分して、14名の方が参加しました。森の輪(wakko)の配布
令和元年度より新生児に対して、森の輪(wakko)を配布しておりますが、令和2年度より森の輪プロジェクト負担金の財源として森林環境譲与税を充当しております。森の輪プロジェクトについてはこちらをご覧ください。池田町民有林管理推進事業
令和3年度は間伐35.98ヘクタール、作業道補修4,700メートル実施されました。今後も森林資源の育成と公益的機能の維持増進に向けて、本事業を推進していく事としております。林業労働力強化対策事業
令和3年11月5日に伐木災害VR体験学習及び近接通信システムの体験を行いました。町有林間伐の参加者、自伐林家、林業事業体社員等17名の方が参加しました。また、防護ブーツ、作業手袋、保護帽を購入し、試着会を実施した事により、作業者の皆様が使用感を確認する事が出来ました。令和4年度の取組
近自然森づくりワークショップの開催
令和4年10月22日にオンライン、同月25日から27日にかけて町有林において、近自然森づくりワークショップを開催いたしました。令和4年度は地域の中心となって森林を管理する方を対象として、6名の方が参加しました。![]() |
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森の輪(wakko)の配布
令和元年度より新生児に対して、森の輪(wakko)を配布しておりますが、令和2年度より森の輪プロジェクト負担金の財源として森林環境譲与税を充当しております。令和4年度も引き続き、森の輪を配布しております。池田町民有林管理推進事業
令和4年度は間伐62.25ヘクタール実施されました。今後も森林資源の育成と公益的機能の維持増進に向けて、本事業を推進していく事としております。令和5年度の取組
近自然森づくりワークショップの開催
令和5年10月23日から27日にかけて町有林等において、近自然森づくりワークショップを開催いたしました。令和5年度はカラマツ人工林にて研修を実施し13名の方が参加しました。また、令和6年2月20日には本ワークショップの一環として一般の方を対象としたシンポジウムを実施し、多様な森づくりの考えを普及するとともに、町内外含め(オンラインも含む)多数の方々に参加いただきました。

森の輪(wakko)の配布
令和元年度より新生児に対して、森の輪(wakko)を配布しておりますが、令和2年度より森の輪プロジェクト負担金の財源として森林環境譲与税を充当しております。令和5年度におきましても、これまでに引き続き森の輪を配布しております。
池田町民有林管理推進事業
令和5年度は間伐51.10ヘクタール、作業道補修4,077メートル実施されました。今後も森林資源の育成と公益的機能の維持増進に向けて、本事業を推進していくこととしています。池田町林業基盤整備事業
令和5年度より林業従事者等を対象とし、労働安全衛生装備や車両機械等の導入に係る費用の一部補助について要綱を定め運用を開始しました。林業機械の導入又は更新で2件、労働安全衛生装備等の導入又は更新で2件の利用がありました。今後も森林管理現場の安全かつ効率的な労働環境の整備、林業事業体の経営安定化を目的として、本事業を推進していくこととしています。

位置情報共有システム体験会の開催
町有林管理の際に利用している位置情報共有システム(Soko-co Forest)を町内で森林管理を行う2社を対象とし、普及を目的とした体験会を実施しました。上記システムを導入することで、携帯電話が圏外となるような林内でも、作業者同士の位置情報を把握することが可能となり、安全確保および作業の効率化が行えるようになります。

譲与税額と事業費について
年度 | 譲与税額(円) | 事業額(円) | 積立利息(円) | 基金積立額(円) |
令和元年度 | 10,266,000 | 9,873,400 | 248 | 392,848 |
令和2年度 | 21,816,000 | 16,860,600 | 109 | 5,348,357 |
令和3年度 | 21,822,000 | 9,398,980 | 189 | 17,771,566 |
令和4年度 | 28,578,000 | 10,424,850 | 0 | 35,924,716 |
令和5年度 | 28,578,000 | 21,927,583 | 99 | 42,575,232 |
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