子どもたちは、穏やかな新年を迎えたことと思います。
冬休み中は、運動不足になる傾向にありますので、寒い季節ではありますが外に出て、冬季スポーツなどに親しみ、寒さに負けない体力づくりをしてほしいと思っています。
平成30年は、北海道や池田町にとって一つの節目となる年です。
北海道は命名されてから150年、池田町は開町120年、池田小学校は開校120年、池田高校は100年を迎えます。
そして、今年は、池田町の教育にとっても新たな仕組みづくりが始まります。
学校を応援する仕組み、子どもたちを地域みんなで育てていく仕組みであるコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)がスタートします。
仕組みづくりを始めるに当たり、校長先生やPTA代表者などで組織する「学校運営協議会設置準備委員会」での意見を基に、「どういう子どもたちを育てていくか」という教育ビジョンを策定しました。
既に、ホームページに掲載しているので、ご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、教育ビジョンでは目指す方向性として、三つの柱を掲げています。自ら進んで取り組む姿勢を表す「進取(しんしゅ)」、郷土への愛と誇りを示す「ふるさと」、支え合って生きることを表す「共生(きょうせい)」です。
『自らの夢や目標の実現に向けて果敢に挑戦し、そして、どこにいても「ふるさと池田」への愛着と誇りを忘れることなく、人を思いやり、互いに支え合って生きていこうとする子どもに育ってほしい』という思いを込めています。
新しい仕組みが順調に進むまでには、想定をしていなかったような様々な課題が生じるもので、コミュニティ・スクールについても、同様のことがあると思います。しかし、新しい仕組みづくりにかかわる人たちが、地域の将来を担う子どもたちを育てていくという思いを共有し行動することによって、一つひとつ課題は解決し、そして、地域全体・町民総がかりで池田の子どもたちを育てていく取組へと広がっていくと信じています。
今年も、学校や教育委員会の取組がご理解いただけるよう、積極的な情報発信に努めてまいりますので、町民の皆様の一層のご協力をお願いいたします。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学
教育長 加賀 学