子どもたちには、元気に学年末を過ごし進学・進級の希望の春を迎えてほしいと思っています。
2月に開催された平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックでは、私も連日テレビの前で応援していましたが、日本選手団、とりわけ北海道出身の選手の活躍には目を見張るものがあり、うれしく誇りを感じる時間を過ごすことができました。
メダルを獲得した選手の殆どは、試合後のインタビューでその要因を「周りの支えがあったから」と答えていました。
メダルを獲得した選手のみならず、オリンピックという場に出場する選手に成長するまでには、周囲の励ましや練習環境など、選手を取り巻く物心両面にわたる支えがあったからということは容易に想像できます。
また、オリンピックが終了し帰国した際のメダリストの会見では、選手団の主将を務めたスピードスケート女子500mの小平奈緒さんが、目標としていた「百花繚乱」を達成することができたという趣旨の発言をしていました。
多くのメダルを獲得できたことを、きれいな花がたくさん咲いたことに例えたようです。
オリンピック選手の成長に子どもたちの成長を重ね合わせることは適当ではないかもしれませんが、子どもたちが活動する場で保護者や教職員、地域の方々など多くの方が子どもたちや大会運営等をサポートする姿を拝見し、子どもたちの成長を支える環境を実感することがあります。
子どもたちは、それぞれ多様な可能性を持っています。
すべての子どもたちがオリンピック選手になれるわけではありませんが、それぞれが活動する場で「ふるさと池田町」での支えに感謝しながら可能性を開花させ、個性のあるきれいな花をいっぱい咲かせてほしいと願っていますし、百花繚乱となるような成長を支える環境の充実を改めて感じています。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学
教育長 加賀 学