教育長のページ

　例年になく雪の多かった冬も終わり、陽射しの暖かさを感じる季節を迎えました。子どもたちにとって、希望に満ちた学校生活が始まります。

　この時期は、大きなランドセルを背負って登校する小学校一年生の姿を見るのが楽しみです。交通安全に心がけ、小学校６年間、中学校３年間を勉強、スポーツ・文化活動などに元気に明るく取り組んでいくことを願っています。
　そして、そうした活動を通じて、自分の夢や目標を見つけ、実現に向けて努力する子どもに育ってほしいと思っています。

　２月に終了した平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックで活躍した選手の地元では、未だ歓喜が続いているようです。
　３月末に行われたカーリング女子の北見市でのパレードには１万人を超える市民が沿道を埋めたとの報道もありました。
　その選手たちが北海道に戻った時のセレモニーでの吉田 知那美選手の言葉を紹介します。

「この町にいても絶対夢はかなわないと思っていた。だけど、今はこの町にいなかったら夢はかなわなかったな、と思う。」

　４月から各学校で始まるコミュニティ・スクールの柱の一つに「ふるさと」があります。その意図するところは、将来どこに暮らしていても、ふるさと池田に愛着と誇りを持つ子どもに育ってほしいということです。

　新入学、進級した子どもたちは、希望のスタートラインに立っています。
　新年度を迎え、子どもたちが将来の夢や目標を描けるような、池田に生まれ育ってよかったと思えるような教育環境づくりに、学校、家庭、地域が力を合わせて取り組んでいかなければと思っています。

　平成３０年度の教育委員会の取組に対して、保護者の皆様をはじめ地域の方々のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。