6月に入ってから肌寒いような天候が続いていましたが、長期予報によると7月から少しは夏らしい天気になりそうです。
子どもたちや学校は、夏休みを前にもうひと頑張りといった時期でしょうか。
教育委員会では、7月21・22日に幼児を対象に「キッズ・スイミング教室」を、夏休み期間中には小学生を対象に「夏休みスイミング教室」を開催しますので、参加人数に限りはありますが、できるだけ多くの子どもたちが参加してくれることを期待しています。
新聞報道でご存じのとおり、教育委員会では、経済的にお困りな家庭の子どもたちの就学を援助する事務を行っておりますが、その事務処理の中で誤りがあったことが明らかになりました。
関係する保護者の方々には大変なご迷惑をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。今後は、こうした誤りが起こらないよう事務処理体制に万全を期してまいります。
また、学校に配置している公用車に関して、自動車検査証有効期限切れにもかかわらず、校務に使用していたことも判明いたしました。
教育活動は、家庭や地域との信頼関係を基盤として成り立っています。
教育委員会として、この度の事案を重く受け止め、子どもたちの成長を支える教育環境の整備という教育行政の重要性を強く認識し、教育活動に対する信頼を損なうことのないよう、今後の事務を遂行してまいります。
さて、スマートフォンなどのゲームのやり過ぎで日常生活に支障を来すゲーム依存症が「ゲーム障害」という国際的疾患として、「改訂国際疾患分類」の最終案に明記され、来年5月の世界保健機関(WHO)総会で正式決定されるとの報道がありました。
厚生労働省の調査では、成人約421万人、中高生約52万人がゲームなどのネット依存症の恐れがあると推計されています。
教育委員会では、子どもたちの家庭学習の時間や読書の時間、インターネット・ゲーム等にかかわる時間などに課題があることを踏まえ、生活リズムの改善に向けたリーフレットを作成しました。
近々、各家庭に配られると思いますが内容をご覧いただき、より適切な生活リズムを整えることについて、子どもさんと話し合っていただければと考えています。
子どもたちの健やかな成長に向けて、各家庭への啓発活動等を通して連携・協力しながら基本的な生活習慣を整えていくことも、教育委員会としての大切な役割であり、こうした一つひとつの取組を進めていくことが教育活動に対する信頼につながっていくものと思っています。
教育長 加賀 学