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教育長のページ 平成30年8月『インターネット社会の親子関係』

 子どもたちにとって、待望の夏休みに入りました。
 それぞれのご家庭におきましては、一学期に配布した「生活リズムの改善に向けて」も参考にしていただき、夏休み期間中、子どもたちが生活リズムを乱すことのないよう元気に過ごして、二学期を迎えてほしいと思います。

 さて、7月25日に国立青少年教育振興機構から「インターネット社会の親子関係に関する意識調査報告書」が公表されました。
 この調査は、平成29年度に小中学生を対象として実施されたもので、日本、アメリカ、中国、韓国との比較結果を取りまとめたものです。

 調査結果の主なものを紹介します。
○ 親とよく話をしている
・日本の小学生は、親と「よく話をしている」と回答した割合が8割以上で、「親と話すのが好き」(「とても好き」「まあ好き」)の割合も9割強で、いずれも4か国中最も高い。
○ インターネットの危険性などについて、親から「ほとんど注意されない」割合が高い
・4か国の小学生の6割以上は、親は、私がインターネットをどのように利用しているか「よく知っていると思う」と回答し、日本の小中学生は、インターネットの危険性や利用におけるマナーなどについて、親から「ほとんど注意されない」と回答した割合が約3割で、4か国中最も高い。
○ 日本の中学生の4人に1人は、親とよくSNSを利用してコミュニケーションをとっているが、小中学生の8割は直接話す方が好き
・日本の中学生は、SNSを利用して親とコミュニケーションを「よくしている」と回答した割合は25%で4か国中最も高く、また、4か国の小中学生の約8割は、「親とはSNSや電話を介するよりも、直接話す方が好きだ」と回答。
○ 家族が一緒にいても、それぞれがスマートフォンを操作している
・日本の小中学生は、家族が一緒にいてもそれぞれが自分の携帯電話やスマートフォンを操作していることが、「よくある」「たまにある」と回答した割合が小中学生とも約6割で4か国中最も高く、私が、親と話そうとするとき、親は「時間がない」「いま忙しい」などと言うことが、「よくある」「たまにある」と回答した割合は約4割で、こちらも4か国中最も高い。
○ 「親は携帯電話やスマートフォンを使用しながら私と話す」ことが「よくある」ほど、「親と一緒にいるのが好きだ」の肯定率が低い
・「親は携帯電話やスマートフォンを使用しながら私と話す」ことが「よくある」と回答した者ほど、親と話すのが「とても好き」「親と一緒にいるのが好きだ」、家族と一緒にいるのが「とても楽しい」と回答した割合が低く、「家族と食事や団らんのときでもよく携帯電話を操作する」の肯定率が高い。

 この調査は、調査地域を限定して実施されたもので、結果のすべてが池田町の小中学生や家庭の状況に当てはまるとは思いませんが、小中学生にも急速に普及しているインターネット環境下での傾向として捉えることはできるのではないかと考えています。
 これからの社会において、インターネットに関する知識・技能は必要とされるものではありますが、科学技術が進展する一方で、親子のコミュニケーション不足や人間関係が希薄化していくことは、子どもたちの心の成長にはつながっていかないと思います。

 夏休み期間中、保護者の皆様には、子どもたちが生活リズムを乱さないよう気を付けていただくとともに、親子ともどもスマートフォンから離れて、普段以上にゆっくりと話す時間を持っていただければと思っています。
 

 池田町教育委員会
  教育長 加賀 学


 

お問い合わせ

池田町教育委員会 教育課 学校教育係
電話:015-572-5222
FAX:015-572-5900
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