冬休みが終わり、一年間の成果をまとめ、進級・進学へとつなぐ三学期がスタートしました。
全国でインフルエンザが猛威をふるい、北海道も警報地域となっています。
子どもたちが三学期も元気に学校生活を送ることができるよう、ご家庭においては、子どもたちの手洗い・うがい・規則正しい生活などに十分留意され、予防に万全を期していただきたいと思います。
1月末に池田小学校グラウンドで、恒例の「いけだっ子冬祭り」が行われました。今年は雪が少なく、「そりすべり」を楽しむ雪山を造ることはできなかったようですが、保護者の皆様の工夫、地域の皆様の協力により、子どもたちは元気いっぱいに楽しく遊び、冬の一日を過ごすことができました。
昨年4月から、学校・家庭・地域がつながりを深め協働して子どもたちの成長を支えていく仕組み「コミュニティ・スクール」が第一歩を踏み出しました。
まだ、まだ、体制づくりなどに試行錯誤を重ねている段階ではありますが、多くの保護者や地域の皆様が、「いけだっ子冬祭り」やスケート大会の行事等にご協力いただいていることは、今後のコミュニティ・スクールの取組を進めていく上での後押しとなるような気がしています。
さて、学校においては、教員の長時間勤務が問題となっています。
中央教育審議会からは教員の働き方改革に関する答申が行われ、それを受けて文部科学省では指針を策定するとのことであり、現時点で詳細な内容は届いていませんが、今後、教育委員会には、その指針を踏まえた教員の勤務時間に関する方針の策定が求められるようです。
今日の学校現場は、児童生徒を取り巻く課題の多様化、授業時数の増加や新たな指導内容の実施、それらに伴う教員の勤務時間を超えた業務の実情など、子どもたちの成長を学校だけで完結させることは難しいものとなっています。
教育委員会としては、業務改善や休暇の取得しやすい環境づくりなどに取り組むことは勿論ですが、家庭や地域においても、子どもたちの成長段階で、それぞれの立場で「やるべきこと、できること」を考え、そして、学校を支援・応援する「コミュニティ・スクール」にかかわることにより、具体的な実践につながっていく仕組みづくりができればと考えています。
教育長 加賀 学