10月を迎え、朝晩の冷え込みを感じる頃となりました。
保護者の皆様におかれては、これから寒い日が続くこともあると思いますので、子どもたちの体調管理には十分留意されるようお願いします。
教育委員会が役場本庁舎に移ってから、朝、子どもたちが登校する姿を見ることが日課になっています。二学期は、9月末の中学校の文化祭から始まり、10月以降は小学校の学習発表会があります。子どもたちがお互いに協力し合って目標に向かって頑張る姿を見ることを楽しみにしています。
さて、9月20日からラグビーワールドカップが始まりました。
一人のラグビーファンとしては、しばらく楽しみな日が続きそうで、初戦に快勝した日本チームの決勝トーナメント進出、ベスト8入りの目標達成を願っています。ラグビーを象徴した「One for all 、All for one」という言葉があります。
「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」、この言葉は私が小学生の頃、4年生から6年生まで担任の先生が掲げたクラス目標でした。(この時はラグビーを象徴する言葉とは知りませんでしたが・・・。)
私の通った小学校は各学年6クラス程度ある大規模な学校でしたが、不思議なことに4年生から6年生までの3年間クラス替えがなく(他の学年はどうだったか定かではありません。)、担任の先生も同じでした。
当時は1クラス50人程度だったと記憶していますが、クラス目標が達成できるよう運動会や学習発表会、スポーツ大会等に全員で取り組み、勝った時の喜びや負けた時の悔しさの実感とともに、勉強やスポーツ等でのクラスメートとのライバル関係(競い合い)の中で、少なからず向上心などが身に付いたような気がしていますし、クラスの中での自分の役割やみんなで協力することの大切さを学びました。
私の基本的な部分は、この3年間で培われたと考えていますし、担任の先生は恩師であり今でも当時のことを思い出すことがあります。
9月下旬に小学校4年生以上23人が家庭を離れ同じ場所で生活し、そこから学校に通う「通学合宿」が行われました。
こうした取組などを通じて、個を活かしながら他の人と協力することの大切さ、自立心・協調性が身に付いていってほしいと思っています。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学