教育活動の一部に留意が必要な事柄はあるものの、6月からほぼ通常どおりに学校を再開することができました。
毎朝、職場から子どもたちが元気に登校する姿を見ることができ、一日の活力をもらっています。学校においては、学校再開前から教職員の皆さんが一丸となって新型コロナウイルス感染症対策や学習指導等に取り組んでいることに、深く感謝しております。
各ご家庭におかれても、引き続き、子どもたちの健康観察やマスク着用の徹底などのほか、5月末に北海道知事が発信した「新北海道スタイル」の実践による感染防止対策をお願いいたします。
4月20日から5月31日まで臨時休業となったことにより、年間の総授業時数を確保するため、夏季・冬季の長期休業期間を短縮するとともに、学校行事の一部を中止することにしました。
保護者の皆様には、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
6月25日に閉会した町議会第2回定例会議において、教育委員会が決定した「望ましい教育環境の整備方針」の中で示した町内3小学校を1校に統合し統合先は池田小学校とする「池田町立学校設置条例の一部を改正する条例」(令和4年4月1日施行)が原案のとおり可決されました。
これまでの間、保護者の皆様等からは、学校統合に対する疑問・要望・意見等を多くいただいており、特に、新型コロナウイルス感染症により、令和4年度の学校統合を危惧する意見を頂戴しています。
学校が再開されて以降、学校における感染リスクを可能な限り低減しながら、学校教育活動を継続し「子どもたちの学びを保障」するとともに、学校統合に向けた取組については、寄せられている意見等も踏まえながら学校と十分協議した上で進めていきたいと考えています。
また、今後、新型コロナウイルス感染症の拡大の兆しが見え学校統合に影響を与えるような場合にあっては、その段階で改めて判断することも必要と考えています。今は、新型コロナウイルス感染症が少しでも早く収束の方向性が示され、本町の将来を見据えた教育環境づくりに取り組めることを願っています。
行政を進めるに当たっては、政策を検討し実施しようとする過程での説明責任とともに、結果に対する説明(結果が問われる)があると認識しています。
特に、教育行政は人づくりという地域社会の基盤を成すという大きな責任を持っていると考えています。
このことを常に念頭に置き、町長部局とも連携しながら保護者の皆様や学校関係者等の声への真摯な対応を心がけ、子どもたちの成長する過程に責任を持って支えていく考えの下、本町の教育環境づくりに全力で取り組みます。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学