新型コロナウイルス感染症の影響による学校の臨時休業や学校行事の中止、長期休業期間の短縮、学校や家庭における継続した感染症対策など、今年1年は、感染症対策を常に考えながら教育は動いていたような気がします。
さらに、10月末からは、全国及び北海道、そして十勝管内においても感染者の増加が見られるなど、緊張した時期が続いています。
新型コロナウイルス感染症に関して、「ステージ」と「レベル」という言葉を聞きますが、これは、新規感染者や病床数などの状況により、国や道の「ステージ」が定められており、教育の分野においては、そのステージに対応した学校の行動基準となる「レベル」が文部科学省から示されています。
次のとおり整理してみました。
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ご覧のとおり国は4段階の「ステージ」、北海道では5段階の「警戒ステージ」に分けられていますが、学校は3段階の「行動基準レベル」となっています。
この行動基準は、学校における感染リスクはゼロにならないということを受け入れた上で、可能な限りリスクを低減させる努力をしながら学校教育活動を継続することが重要という考えの下、地域の感染状況に応じた学校の行動基準として「ステージ」より大きな括りの「レベル」が示されているものと考えています。
学校では教職員が連携し、子どもたちの学びを保障するため学校における感染リスクを可能な限り低減する対策を講じており、教育委員会も学校の取組をしっかりサポートしていく考えです。
保護者の皆様におかれては、お子様の体調管理はもとより、ご家庭における感染症対策に万全を期していただき、学校での『感染源を絶つこと(児童生徒の健康状態の把握)』、『感染経路を絶つこと(手洗い・咳エチケット・消毒)』、そして子どもたちの『抵抗力を高めること(十分な睡眠・バランスの取れた食事)』に、引き続き、ご理解とご協力をお願いします。
少しでも早く新型コロナウイルス感染症の収束・終息が見通せるようになり、令和3年は子どもたちが感染症を心配することなく元気に学校生活を送り、 いつもどおりの教育活動が行われることを心から願っています。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学