新年、明けましておめでとうございます。
今年は十二支で三番目に当たる寅年で、2022年(令和4年)は壬寅(みずのえとら)といわれ、厳しい冬を超えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージがあるそうです。
今年4月には小学校の統合があり、本町の教育は、新たなステージを迎えます。新しい成長の礎となるよう、保護者の皆様をはじめ地域の方々のご理解とご支援、そして信頼を基に教育環境づくりを進めていきます。
新型コロナウイルス感染症に関しては、オミクロン株による感染が危惧されますが、引き続き、学校や家庭、職場など日常生活を送る中で、気を緩めることなく対策していくことが大切です。
今年こそ、通常どおりの学校教育活動や運動会・体育祭、学習発表会・文化祭などの学校行事が行えることを願うとともに、こうした活動を通じ新しい環境の中で子どもたちが成長していってほしいと思っています。
今年は、子どもたちの元気な姿や輝く笑顔にたくさん出会えることを楽しみにしています。
昨年の12月9日に閉会した町議会第4回定例会議において、学校統合に関する質問があったのでお知らせします。
(質問要旨)令和4年4月の統合に向け、教育活動交流事業、指導体制等の整備や通学方法など、統合に向けたそれぞれの課題の取り組み検討状況の現況について伺う。 (答弁要旨)教育活動交流事業については、今年の3月以降これまで4回実施し、来年2月には新たなスクールバス路線により登校から下校まで1日を通した交流を実施。指導体制等の整備については、増配置された教員を中心に、交流事業の調整のほか統合後の教育課程や学校行事のあり方、特別な配慮を要する児童の引継等を検討している。この教員配置については、次年度の継続とともに増配置を要望。 幼稚園・保育園から小学校への円滑な接続やきめ細かな指導体制の充実に向けて、現在、各小学校に配置している臨時教員等を活用し、町独自に小学校低学年の30人以下学級や3年生から6年生までの35人以下学級の実施を検討。特色ある教育活動の継承については、11月25日に「池田町立小学校の教育活動検討会議」からの提言が取りまとめられ、今後、提言内容を踏まえ、統合先である池田小学校と具体的な実施のあり方を協議。 学校統合に伴う通学方法については、スクールバス運行経路を見直し、高島地区の児童については、できる限り通学時間を緩和、利別地区の児童については、当分の間、対象の50人すべてがスクールバスによる通学とすることなどの運行素案を6月に保護者の皆様に提示。スクールバス運行に関する保護者の皆様のご意見・ご要望すべてに応えることは難しいが、学校統合後のアンケート調査等により改善が必要な内容については方策を検討。 池田小学校のスクールバス乗降場等の外構整備については、工事完了が令和4年度中となるが、施設解体後の跡地活用を工夫し、年度当初からの児童の安全な通学に支障を来さないよう取組みを進めるほか、池田大橋南側の防護柵についても、北海道から今年度中に半分程度設置するとの報告。残る箇所についても早期の整備を要望。 |
新たな教育環境づくりがスタートする年の始まりに当たり、本町の子どもたちが互いに学び合い、認め合い、切磋琢磨していく中で、自らの可能性を開花させ、将来の夢や目標の実現に向けて努力し、たくましく成長できるよう全力で取り組んでまいります。
今年も、よろしくお願い申し上げます。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学