新年、明けましておめでとうございます。
2019年12月、中国の武漢市で新型コロナウイルス感染症の第1例目が報告されてから4回目の年明けとなります。
年末年始に関係なく医療活動等に従事している方々やコロナ禍により影響を受けている事業者等の皆様のことを考えると、「おめでとう」という言葉自体が好ましくないかなとも感じています。
コロナ禍の中、学校や家庭における子どもたちの健康観察(管理)・感染症対策を日常的に行っていただいていますが、子どもたちの学びを止めることなく継続していくためにも、よろしくお願いします。
先行きが不透明で不透明で予測困難な社会状況ではありますが、今年は癸卯(みずのと う)にあたり、ネット検索したところ、この癸卯の年は癸が「春の間近でつぼみが花開く直前」、卯は「冬の門が開き飛び出る」という意味があることから、この2つの組み合わせは「これまでの努力が花開き、実り始める」という縁起の良さを表しているそうです。
このような年になることを願います。
昨年は小学校の統合という池田町における新たな教育環境づくりがスタートしました。
今後は、小学校1校、中学校1校という教育環境の下、児童生徒数の減少傾向や多様化・複雑化する教育課題への適切な対応に向けて、小学校6年間、中学校3年間という枠組みにとらわれず、中学校卒業時15歳の子ども像を保護者の皆様や地域の方々と共有し、「義務教育9年間を見通した小中一貫教育の導入・推進」に取り組むこととしています。
そして、この取組の進捗状況を踏まえ、「一人の校長、一つの教職員組織の下で9年間の系統性を確保し学ぶ『義務教育学校の設置』」を検討したいと考えています。
現在、「小中一貫教育の導入・推進及び義務教育諸学校設置に関する基本方針(素案)」を教育委員会ホームページに公開し、意見募集を行っていますので、お寄せいただければ幸いです。
今年も学校教育活動を進めていく上で、学習指導や学校行事等に様々な制約が続くことも予想されますが、そうした中にあっても、子どもたちが生き生きと笑顔で仲良く活動し、その姿が地域の活力につながっていくことを願っております。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
池田町教育委員会
教育長 加賀 学