令和2年7月豪雨災害により、九州地方を中心に深刻な人的及び建物被害が発生しています。豪雨時
には、長時間の停電が発生する可能性があり、浸水により電気機器又は電気配線などが水損し、再通電時に火災が発生することがあり、これを通電火災と言います。また、豪雨時は避難中に電力が復旧した
場合、通電火災が発生しても初期消火を行えず、被害が大きくなることも予想されます。このことから
通電火災を防止するためには、停電から避難するまでの間の対応が重要となります。
通電火災を防止するために、停電時には次のことに注意しましょう。
停電発生時に気を付けること
(1)停電中は、電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから離脱すること。(2)停電中に自宅を離れる際はブレーカーを落とすこと。
(3)再通電時には、漏水等により電気機器等が破損していないか、配線やコードが損傷していないか
燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してから電気機器を使用すること。
(4)建物や電気機器に外見上の損傷がなくとも、壁内配線の損傷や電気機器内部の故障により、再通
電から長時間経過した後、火災に至る場合があるため、煙が発生する等の異常を発見した際は直ち
にブレーカーを落とし、消防機関に連絡すること。
大規模災害は、いつ発生するかわかりません。一人ひとりが防災に対する意識や知識を持ち、災害に
強い町を作りましょう。
この他、総務省消防庁のホームページにおいて、地震、風水害に伴う通電火災対策の広報映像資料が
公開されていますので、下のリンクからご確認ください。
地震火災~あなたの命を守るために出来る事~