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喉が詰まったときの応急手当
咳をすることが可能であれば、できるだけ続けてさせるようにして下さい。咳は詰まった物を取り除くのに非常に効果があります。
背部叩打法(背中を強く平手で叩く方法)
ひざまずいて、自分の方に向けて横向きにし、手の平で肩甲骨の間を4~5回力強く連続で叩きます。ハイムリック法(お腹を押す方法)
腕を後ろから抱えるように回します。片手で握りこぶしを作り、みぞおちのやや下方に当て、その上をもう一方の手で握り、すばやく内上方に向かって圧迫するように押し上げます。
※この方法は、意識がない人や妊婦、1歳未満の乳児には行わないで下さい。
出てきた異物を取り除く
口の中に異物が出てきたら以下の方法で取り除きます。- 口をあけます。
親指と人差し指を交差させて親指を上の歯に、人差し指を下の歯に当てて、ひねって口を開きます。
- 取り除きます。
顔を横に向け、指にハンカチやガーゼなどを巻きつけ、異物をかき出します。
出血したときの応急手当
直接圧迫止血法(出血しているところを、強く押さえる方法)
きれいなガーゼやハンカチなどを傷口に当て、手でグッと圧迫します。※止血の手当を行うときは、感染防止のため血液に直接触れないように注意しましょう。
ビニール手袋やゴム手袋、無い場合はビニールの買い物袋などを利用しましょう。
やけどをしたときの応急手当
できるだけ早く、きれいな冷たい流水で15分以上痛みがなくなるまで冷やします。衣服の上から火傷をした場合は、脱がさず衣服の上から冷やします。
範囲が広い場合は、冷やすときに体が冷えすぎないように注意します。
ひきつけのときの応急手当
衣服を緩め、痙攣発作が治まるまで安静にします。- ※ 体を揺さぶるなど刺激を与えないようにします。
熱が高い場合は、首・脇の下・太ももの付け根などを冷やします。
痙攣が治まったら、唾液や吐物が気管に入らないよう顔を横に向け拭き取ります。 - 注 舌を噛むことは稀です。
舌を噛むことを防止するため、口の中に物を入れることは、口や歯を傷つけたり嘔吐する恐れがありますので、かえって危険です。やめましょう。
熱射病のときの応急手当
風通しがよい日陰や冷房の効いたところに運び、衣類を緩めて楽にします。本人が楽な態勢にします。(顔色が蒼白で脈が弱いときには、足を高くした状態にします。)
意識があり、吐き気が無い場合は水分補給をさせます。スポーツ飲料(塩分が含まれている)か、薄い食塩水を飲ませます。