住宅用火災警報器を設置していたことで、大事にならずにすんだ事例が数多く報告されております。
その中からごく一部ではありますが、ご紹介します。
事例1
出火原因
ガスコンロの加熱によるもの発生年月
平成22年1月出火場所
千歳市概要
家人がうどんを温めるためガスコンロに鍋をかけたまま放置したため、鍋の中身が焦げ、住宅用火災警報器が作動したもの。警報音に家人が気付き、ガスコンロ周辺から煙が上がっていたため、119番通報し、鍋に水道水を入れ、消火したもので、早期発見によって人的被害が無く、火災には至らなかった事例。
事例2
出火原因
ガスコンロの加熱によるもの発生年月
平成22年1月出火場所
標津郡概要
共同住宅2階の一室の家人が、台所のガスコンロに鍋をのせてうどんのつゆを温めていたところ、火を消さずに外出したことで鍋の中身が焦げて発煙し、住宅用火災警報器が作動したもの。警報音に気がついた隣人が大家へ連絡し、大家が家人へ連絡したことで、家人が帰宅しガステーブルの火を消したため火災には至らなかった事例。
事例3
出火原因
ガスコンロのグリル内の魚が燃えたもの発生年月
平成22年1月出火場所
十勝管内概要
70代の夫婦が入居する住宅で、魚を焼き始め食事をとっていたところ、台所に設置してあった住宅用火災警報器が作動。確認すると、台所は煙が充満しており、ガスコンロの魚焼きグリル付近から火が見えた。ガスコンロを止めたが、グリルからまだ火が見えていたため、タオルで覆いその上から水をかけて消火する。
火災には至らなかったが、再度火が出ないか不安なため消防署に通報した事例。
事例4
出火原因
カセットコンロに鍋をかけたまま寝入ってしまったもの発生年月
平成21年12月出火場所
十勝管内概要
マンション1階に住む住民がカセットコンロを使って鍋料理をしながら飲食し、コンロの火を消さずに寝入ってしまったため、鍋の中の食材等が焦げ、空焼き状態となって煙が発生し、寝室に設置していた住宅用火災警報器が作動したもの。マンション2階に住む住民が、その警報音と異臭に気付き110番通報したもので、警察からの通報で消防が覚知。
発見が早く、火災には至らなかった事例。