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池田町ってどんなまち?

概要

 北海道にある池田町は、十勝平野のやや真ん中より東部に位置しており、東は浦幌町に、西は音更町と士幌町と十勝川を挟んで幕別町、南には豊頃町、北には本別町とそれぞれが接している町です。総面積37,203ヘクタールのうちで農地用の面積は約10,030ヘクタールという広さで、農業が昔から大変盛んだったといいます。

 東部と北西部の地形は段丘波状地で、標高は150mほどで、中央には利別川が南北に貫通しており豊頃町で十勝川に合流している平坦な地です。山あり、川あり、という広大な自然豊かな北海道のもとで、畜産業をはじめとした様々な農産業が行われており、池田町の畑作は、インゲンマメなどの豆類やテンサイやばれいしょが主で、 タマネギ等野菜の作付けも多いです。広大な地で酪農も盛んに行われるかたわら、ブドウの耐寒性品種の栽培も盛んです。気候が昼夜の気温差が大きいためにこれを利用した品種作りにも力を入れています。

 このように農業経営が気候や土壌、風土といった最適な状態においての畑作、酪農、畜産をベースとした、実に多様な形態であるのが池田町の農業の特徴で、それによって他地域には真似のできない農産物を出荷することができるのです。また観光地としてもたっぷりと大自然を楽しんでいただけるような名所も多く、ワイン城や十勝まきばの家などといった、個人でもファミリー層でも人気がある観光地が点在しています。

 

十勝ワインと池田町

昭和20年代後半、十勝地方は次々と自然災害に見舞われました。昭和27年の第1次十勝沖地震が池田町を襲い、追い討ちをかけるように翌年からの2年連続の冷害による凶作となりました。この苦境からどう脱却するのかという中から、「ブドウ栽培」と「ワイン製造」への道が生まれたのです。

当時の町長(丸谷金保氏)当時の町長(丸谷金保氏)の発案で、「秋には山野には山ブドウがたわわに実る。冬の厳しい池田でもブドウ栽培が出来るはず。農業所得のアップにつながり、町内に多い未利用の傾斜地も活用できる。」まずは、町内の農村青年によって昭和35年にブドウ愛好会が結成され、ゼロからのブドウ栽培といった壮大な挑戦が始まりました。昭和38年には果実酒類試験製造免許を取得し、国内では最初の自治体経営によるワイン醸造を手がけ始めました。
アムレンシスと銅賞写真ブドウ栽培の挑戦とともに、まず注目したのが野山に自生する「山ブドウ」でした。池田町に自生する山ブドウが、アムール川流域に自生しワイン醸造用に適している「アムレンシス亜系」であることが明らかになり、昭和39年この山ブドウから造られた「十勝アイヌ葡萄酒」が第4回国際ワインコンペテイション(ブタペスト)でみごと銅賞を獲得することが出来ました。
 町営事業である十勝ワインは、町民との関わりも大変強い事業となっています。「池田町民は日本一ワインを良く飲んでいる」と言われます。池田町民(成人)一人当たりの1年間のワインの実消費量は10リットル以上ですが、これは日本人の平均の4~5倍に相当します。もちろん飲んでいるワインのほとんどが「十勝ワイン」です。「オラが町の十勝ワイン」を守り育てようとする町民の皆さんの協力が、この事業の強い礎であることは言うまでもありません。
中学生ぶどう収穫
中学生ぶどう収穫

 将来の十勝ワインファンになると期待される子供たちも、ワインと触れ合う機会が多く有ります。中学校では「わが町の産業」を学ぶことを目的として、授業の一環で「ブドウ収穫」を行っています。
成人式
成人式

成人式では自分の生まれた年のワインで乾杯し、中学生のときに収穫したブドウからつくられたワインが町からの記念品として贈られます。十勝ワインは、2013年に生誕50周年を迎えました。ただし、当初からワイン造りは100年の大計と考えています。これまでの先人の努力とこれからの我々の努力が報われる日まで、これからも池田町にワイン造り、ブドウづくりを定着させる努力を続けてまいります。

お問い合わせ

池田町役場 町民課 環境住宅係
電話:015-572-3114
FAX:015-572-4631
ホームページからのお問い合わせ

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