池田町地域公共交通計画
現在の本町の公共交通体系は、鉄道として北海道旅客鉄道株式会社が運行するJR根室本線、十勝バス株式会社が運行する一般路線バス(地域間幹線系統帯広陸別線)があります。また、町が独自で運行する池田町コミュニティバス(あいバス)、スクールバス(一般混乗)が運行しており、町民の生活に係る移動手段の確保を担っています。このほか、ワインタクシー株式会社が運行するタクシーは、バス交通ではカバーすることが難しい小需要に応じた運行を実施しています。一方で、人口減少や少子高齢化の進行など社会情勢が変化する中で、本町ではこのような各種交通事業を実施してきたものの、地域公共交通への町民ニーズに変化が生じていることや農村部における公共交通空白地域の解消等が課題となっています。また、公共交通の運行など移動支援に係る経費は年々増加しており、財政の逼迫が懸念されることから限られた財源の中での対応が求められています。池田町第5次総合計画では、まちの将来像として「ひとが育ち まちが育つ みんなでつくろう 明るいふるさと いけだ」を掲げており、生活基盤等分野に係る基本目標を「“環境を守りつなぐ”安全安心住みよいまちを目指して」としています。生活環境の向上を進め、誰もが住み慣れた地域で安全・安心、快適に住み続けられるまちづくりを目指し、まちづくりと連携して地域内交通ネットワークの整備を進めていく必要があります。
これらを背景として、「地域交通法(地域公共交通の活性化及び再生に関する法律)」の改正(令和2年11月、令和5年10月)も踏まえ、将来にわたって安全に安心して住み続けられるまちの実現に向け、町民のニーズに合わせた持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指すために、本町の交通のマスタープランとなる「池田町地域公共交通計画」を策定しました。
■池田町地域公共交通計画(21.30 MB)