家計のはなし
世帯収入構造
東京・大阪と北海道を比較
東京都・大阪府・北海道の世帯収入構造を比べてみると、東京都で500万円以下の収入世帯の割合が53%程度なのに対し、北海道では70%近くになっています。これは大阪府と比較しても高い数値です。
首都圏で働いていた人がUターンや移住する場合、初年度からこれまでと同等の収入を得るのは難しいかもしれません。
ただしその分居住費など、生活費の一部で首都圏よりも負担が軽くなる傾向があります。
住居費
マイホームも賃貸住宅も低価格
東京都や大阪府と比較すると家賃が安く、支出の中でも大きな割合を占める居住費を大幅に抑えられることがメリットとなります。
マイホームも首都圏と比較して安価で実現できるため、決して夢ではなく生活の延長線上にあるもの。
各自治体からの補助を受けられることも多く、若くして新居を構える子育て世帯の姿も珍しくありません。
マイホームも首都圏と比較して安価で実現できるため、決して夢ではなく生活の延長線上にあるもの。
各自治体からの補助を受けられることも多く、若くして新居を構える子育て世帯の姿も珍しくありません。
民間賃貸住宅家賃
東京都 | 大阪府 | 北海道 | |
1坪当たり(約3.3平方メートル) | 8,824円 | 5,786円 | 3,829円 |
1LDK(約30平方メートル計算) | 80,218円 | 52,600円 | 34,809円 |
2LDK(約55平方メートル計算) | 147,067円 | 96,433円 | 63,816円 |
3LDK(約70平方メートル計算) | 187,176円 | 122,733円 | 81,221円 |
一戸あたり所要資金(土地付き注文住宅)
北海道 3,980万円首都圏 5,133万円
近畿圏 4,658万円
※住宅金融支援機構 2021年度フラット35利用者調査
車
1人1台が基本の必需品
車の購入費用にくわえて、忘れてはいけないのが維持費の数々。
ガソリン代や洗車代、保険代、車検代、数年に一度のタイヤ購入費などさまざまな費用がかかります。
しかし渋滞ストレスに悩まされることはほとんどなく、駐車場も充実しているため商業施設などの駐車料金もほぼかからないのもメリットの1つです。
車があれば週末にまとめ買いができたり、道具を積んだままにできるので仕事帰りにスポーツを楽しむことも。
ガソリン代や洗車代、保険代、車検代、数年に一度のタイヤ購入費などさまざまな費用がかかります。
しかし渋滞ストレスに悩まされることはほとんどなく、駐車場も充実しているため商業施設などの駐車料金もほぼかからないのもメリットの1つです。
車があれば週末にまとめ買いができたり、道具を積んだままにできるので仕事帰りにスポーツを楽しむことも。
食費、生活費
安くはないが、ほどよく便利
北海道はおいしい食材や加工品がたくさんあり、食べ歩きを楽しむこともできる土地です。
しかし物価はそれほど安くはなく、北海道で暮らしたからといって食費や生活費が極端に抑えられることはないようです。
まちには元気な地元企業から誰もが知っているチェーン店まで、日常生活に欠かせないお店が、不便を感じることのないちょうど良い規模で存在しています。
しかし物価はそれほど安くはなく、北海道で暮らしたからといって食費や生活費が極端に抑えられることはないようです。
まちには元気な地元企業から誰もが知っているチェーン店まで、日常生活に欠かせないお店が、不便を感じることのないちょうど良い規模で存在しています。
2人以上の世帯の消費支出(月)
北海道 30万1千円東京 32万5千円
出典:2020年社会生活統計指標
光熱費
冬は暖房費がかさむ
総務省の家計調査では、北海道で1 ヵ月にかかる平均光熱費は2万7,428円、全国では2万1,530円(2021年、2人以上の世帯)。
その差は約5,900円。
全国では夏のエアコン使用で電気代が増えますが、北海道では夏よりも冬の暖房で電気代やガス代、灯油代が増加します。
光熱費が多くかかる時期は違うけれど、冷房費よりも暖房費は高くつくようです。
その差は約5,900円。
全国では夏のエアコン使用で電気代が増えますが、北海道では夏よりも冬の暖房で電気代やガス代、灯油代が増加します。
光熱費が多くかかる時期は違うけれど、冷房費よりも暖房費は高くつくようです。